集成材は人間の生命環境を思いやる「科学の木」です

木材資源の開発が地球規模で環境破壊を招くとして世界的な問題になっている今、大量の木材消費国として日本の対応に世界が注目しています。木材資源は工場製品とは異なり、一朝一夕に製造できる物ではありません。成長の早い樹種でも用材とするには30年以上、ひば材に至っては200年から300年もの長い歳月が必要とされています。木材は未来永劫にわたる計画的な資源管理のもとで生産されなければ、すぐに枯渇してしまう有限な資源でもあります。日本の気候風土を考えた場合、木材は住宅建築素材として優れた物であることも間違いありません。私たちの生命環境をコントロールし、また有限な資源である木材の最も有効な活用法として今、注目されているのが集成材です。集成材は木材を原料とした工業製品、現代科学と自然が結び付いた、日本の住宅に最も適した建築用材です。素晴らしい集成材の役割を認識され、各方面にご利用くださいますようお願い申し上げます。

集成材は無垢材の1.5倍以上の強度が保証
されています


集成材はJAS(日本農林規格)で等級が定められ、素材となる無垢材の1.5倍以上の強度が義務付けられています。また、集成材にする過程において、無垢材の持つ欠点を取り除いてありますから木、本来が持つ力を100%発揮させることが出来ます。

気密性能の高い住宅が造れます


木軸構造材として集成材を使用した場合、集成材は完全に乾燥されていますから狂いが少なく、いつまでも気密性能の高い、高性能な住宅機能を保つことができます。
集成材の接着力は半永久的です

集成材に使用される接着剤はきわめて接着力の強いフェノール・レゾルシノール系樹脂接着剤といわれるもので、接着強度はほぼ半永久的である事が、各種の科学的、物理的試験や実験によって実証されています。
プレカット加工には集成材が最適です

誤差が0.何ミリ以下という高い加工精度で住宅の品質を高めるプレカット加工には木材の湿度を完全にコントロールできる集成材が最適です。いくら完璧な加工をしていても、木材の乾燥や性質上の欠陥が取り除かれていないとプレカット加工の意味がありません。
   
半永久的な耐久力、木を超えた理想の木

  
     
浸せきはくり試験
 任意に抜き取った集成材を、長さ75m/mに切り取り、この試験片を室温水中に6時間浸せきした後、40±3℃の恒温乾燥器の中に入れ、器中に湿気がこもらないようにして18時間乾燥させます。
これで耐湿性が充分であるかどうかが調べられます

     
煮沸はくり試験
 任意に抜き取った集成材を長さ75m/mに切断した試験片を、沸とう水中に4時間浸せきし、その試験片をさらに室温水中に1時間浸せきした試験片を60±3℃の恒温乾燥器に入れ、器具内に湿気がこもらないようにして18時間乾燥します。浸せきはくり試験をさらに高度に設定した試験です。これによって半永久的な強度が調べられます。
曲げ試験
 天然木の1.5倍以上の強さを保たせるため、集成材の曲げ試験は、平均荷重速度毎分150kg/cu以下として、下図の方法により実施されています。長尺物の一番弱い部分で調べられるので信頼感があります。
L=試料又は試験片の長さ
l =スパン
h=試料又は試験片の高さ
b=試料又は試験片の幅
●適合基準
 試験片の両木口面のはくりの長さが3m/m以上のものについて測定します。両木口面のはくりが10%以下で、同一接着層のはくりの長さが1/3以下である事が合格の基準です。

●適合基準
 試験片の両木口面のはくりの長さが3m/m以上のものについて測定し、両木口面のはくり率が10%以下で、同一接着層のはくりの長さが1/3以下であることが基準です。このように集成材本来の規格を、出荷する全商品が維持できるよう強化試験が繰り返し実施されます。